
先日、府中市美術館で『フジタからはじまる猫の絵画史』で、藤田嗣治さんの猫の絵をたくさん見てきました。
「そうだ!かわいいネコの切手は藤田さんの猫の他にもたくさんある」と思い出しました。
そこで、「見て並べて楽しいデザインの切手」のポスティオ・マルシェ的にテーマ別に並べます。
まずはやっぱりのこの1枚
ワリス・フテュナ・1983年・藤田嗣治 没後15年

ワリス・フテュナという国を知っていますか? 私はこの切手で知りました。
藤田嗣治さんの切手は少ない中、この猫の切手は秀逸と言える美術切手です。
ワリス・フテュナまたはウォリス・フツナ( Collectivité des Îles Wallis et Futuna) は、フランスの海外準県です。火山性熱帯環礁で、南太平洋のハワイからニュージーランドまでの約3分の2の辺りに位置します。
ユーゴスラビア・1965年・子どもの日曜日

Decja Nedeljaはスロベニア語で子どもの日曜日です。
色使いとネコの傾きがかわいいです。
チェコの切手・1995年・子どもたちのために

DETEMは「子どもたち」で毎年発行されています。
チェコ共和国のイフラヴァで生まれのイラストレーターで童話作家のヨゼフ・パレチェク(Josef Palaček 1932/2/25-)のデザインです。
デンマークのクリスマスシール・1973年

切手ではなくクリスマスシールです。
クリスマスシールとは、クリスマスをテーマにしたチャリティー用のシールで、1904年にデンマークで結核の子どもたちを支援するために始まったものです。
フィンランド・1991年・スウィートインダストリー

3匹の子ねことキャンディという魅力的は組み合わせ、色もネイビーとゴールドで小さいけれど華やかな切手です。
MAKEISTEOLLISUUS SOTSAKSINDUSTRINは翻訳すると菓子製造会社・ソツァク工業です。
チェコ・1999年・猫

左の猫のポーズは破壊力がありますね。
ポーランド・1968年・童話

ポーランド・1968年・童話の8枚セットの中から「長靴をはいた猫」
スロベニア・2006年・ヨーロッパ切手・共生

2006年のヨーロッパ切手のテーマは「共生 (symbiosis)」
共生のテーマで猫を使ったのはスロベニアだけでした。エスプリの効いたイラストです。
サラ・ポポヴィッチ(Sara Popović)のデザインです。
フェロー諸島の切手・2011年・ネコ

ベトナムの切手・2022年・年賀・卯年

ベトナムでは卯年の干支(十二支)が猫です。
ベトナムでうさぎではなく猫の意味は、「卯」の中国語の発音mao(マオ)がベトナム語のmeo(メオ=猫)に近いこと、うさぎはベトナムでは馴染みのある動物ではなく、米を食べるネズミを追い払ってくれる猫が身近な存在であったことなどから猫に置き換えられたのでは、と言われています。
チェコスロバキア・1980年・ハンドクラフト・少女と友だち

5枚組の切手から猫の1枚です。
フランスの切手・1997年・グリーティング

チェコの切手・2008年・子どもたち

ヨゼフ・チャペック(Josef Capek 1887 – 1945)の『こいぬとこねこのおかしな話』の切手です
スロバキアの切手・2008年・ヨーロッパ・手紙

2008年のヨーロッパ切手のテーマは「letter(手紙)」です。
ペンがネズミというシュールな絵柄です。
スロバキアの切手・2007年・ブラティスラバ・絵本原画展

日本・1996年・ふみの日

日本のグラフィックデザイナー、山城隆一(やましろ りゅういち、1920年11月10日 – 1997年3月24日)の猫のイラストです。
ネコ・ねこ・Cats、猫の切手、大集合!まとめ












猫の切手の中でも「見て並べて楽しいデザインの切手」のポスティオ・マルシェ的に選んでみました。
ご紹介したのは一部で、世界にはたくさんの猫の切手があります。
ポスティオ・マルシェには猫の切手グループがありますので、ぜひ見に来てください!
次回以降は、プチキャット切手、モナコの国際キャットショウの切手をご紹介する予定です。
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