【切手デザイン】ユニーク素材の原点・木製切手・コルク切手の世界

世界には「それって本当に使える切手なの?」と驚くような素材の切手がたくさんあります。

そういえば・・普通の切手の材料は紙で、紙はパルプ、パルプの主な材料は木材です。

ということで、ユニーク素材の原点、本物の木からできた切手をご紹介します!

目次

1983年・ジブチ・エア・フランス50年

ジブチの切手・1983年・エア・フランス50年

2004年のスイスが世界初と思っていた私に衝撃!

アフリカ大陸にあるジブチ共和国から1983年に発行された木製切手です。

ジブチ共和国が木製切手を発行して経緯を知りたいです!

サイズ:ヨコ120mm x タテ100mm

2004年・スイス・自然・木製切手

スイスの切手・2004年・自然・木製切手

世界初の刺繍切手「ザンクトガレンの刺繍」で知られるユニーク切手宝庫のスイス。

期待どおり木製切手も発行していました。

アールガウ州に育った樹齢120年、直径70 cmから80 cmの太さがあるエゾマツを利用しています。

しっかりした厚みがあり、白だけのシンプルな印刷が映える高額面切手です。

サイズ:ヨコ50mm x タテ40mm

2007年・イタリアの切手・サン・ヴィンチェンツォ大聖堂

イタリアの切手・2007年・サン・ヴィンチェンツォ大聖堂

イタリアからも1種木製切手が発行されています。

サン ヴィンチェンツォ大聖堂(Basilica di San Vincenzo)はイタリア北部、ロンバルディア州、ガリアーノにある教会です。

こちらが教会の写真です。1007年に設立された歴史のある建築がモノトーンで印刷されています。

サイズ:ヨコ47mm x タテ40mm

2008年・ポルトガルの切手・コルク

ポルトガルの切手・2008年・コルク

コルクはコルクガシ(ブナ科コナラ属の常緑高木)を材料とする素材で、ポルトガルが主産地です。

初のコルク切手は切手のデザインでファンが多いポルトガルでした。

サイズ:ヨコ45mm x タテ38mm

2011年・ポルトガルの切手・国際森林年

ポルトガルの切手・2011年・国際森林年

ポルトガルからもう1種のコルクアイテムは国際森林年です。

切手がポストカードに印刷されています。

本物のコルク素材のポストカード、ありそうでない郵便アイテムです。

サイズ:ヨコ150mm x タテ105mm

2011年・アンドラ公国の切手・国際森林年

アンドラ公国の切手・2011年・国際森林年

国際森林年にはアンドラ公国からもコルク切手が発行されました。

中央の「Boscos」はカタルーニャ語で「森」です。

シンプルな切手ですね!

サイズ:ヨコ35mm x タテ45mm

2017年・オーストリアの切手・樫の木(カシノキ)

オーストリアの切手・2017年・樫の木

樫はオークとも呼ばれ、ワイン樽や建材に使用されます。漢字のとおり堅い樹木です。

この切手、よく見ると葉の1枚1枚がプリントされていて、木の形に切り抜かれています。

木目柄の紙のケースにが入っています。

サイズ:ヨコ48mm x タテ48mm

2017年・スペインの切手・海洋探検家

スペインの切手・2017年・海洋探検家

左はルイス・バーエス・デ・トーレス(Luis Vaez de Gorres 1565-xx)はスペイン生まれ、

右はペドロ・フェルナンデス・デ・キロス(Pedro Fernandes de Queirós 1565-1615 )
ポルトガル生まれの海洋探検家です。

オーストラリア大陸とニューギニア島の間を西洋人として初めて航行し、海峡に「トレス海峡」の名を残しました。

ストーリーのある木製切手です。

スペインは木材産業が盛んですが、航海探検家の切手はなぜ木製なのか?

調べたのですがわからす、ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。

サイズ:ヨコ125mm x タテ45mm

2020年・スペインの切手・楡の木(ニレの木)

サイズ:ヨコ120mm x タテ72mm

スペインの切手・2020年・楡の木(ニレノキ)

スペインのニレ材でできた切手、中を樹木形にクリ抜くのは意外と難しいのでは?

目打ちも切り株の形をしていることがFDCを見るとわかります。

Cabeza del Buey(カベサ・デル・ブエイ)はエストレマドゥーラ州にあるスペインの自治体名です。

サイズ:ヨコ41mm x タテ39mm

スペインの切手・2020年・楡の木(ニレノキ)FDC

押印も切り株模様で凝っています!

2020年・スペインの切手・探検家

スペインの切手・2020年・探検家

スペインから2020年にもう1種、探検家の切手が発行されています。

ルイ・ロペス・デ・ビリャロボス(Ruy Lopez de Villalobos 1500-1544)は16世紀スペインの探検家です。

メキシコからモルッカ諸島への航路を求めて太平洋へ出帆し、1543年にフィリピン諸島に到着「フィリピン」と名づけた人物だそうです。

サイズ:ヨコ62mm x タテ46mm

2021年・エストニアの切手・ヤルブセリャの研究とテストの森

エストニアの切手・2021年・ヤルブセリャの研究とテストの森

エストニアに行ってみたいという気持ちになる美しい切手、木の香りがします。

ヤルブセリャは、エストニア東部、タルトゥ郡の村名で松の木を下から見上げています。

木製切手の中で一番大きい切手(周囲も含む)です。

番外 オーストリアの切手・ヨーロッパ・森林

オーストリアの切手・ヨーロッパ・森林

2011年のヨーロッパ切手のテーマは国際森林年に合わせて「森林」でした。

おもしろ切手の宝庫、オーストリアはなんと樹木の種子がパックに入っている切手を発行しました。

いつもアイデアがすごいですね!

木製切手まとめ

今回は木製切手をご紹介しました。

今度も新しい木製切手が発行されましたら、こちらのページに更新していきます。

ぜひまた見に来てください!

ポスティオ・マルシェではユニーク素材の切手を販売していますので併せてご覧ください。

ポスティオ・マルシェ・ユニーク素材切手のページ

(ご紹介した切手の一部は個人コレクションです)

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