こんにちは♪ リヒテンシュタインの干支切手シリーズをご存知ですか?
今日はレーザーカットで製作された切手コレクション、12年分をご紹介します!
レーザーカットとは?
細かい部分を高精度でカットできるレーザー(光)を用いてカットする技術です。上のうさぎのFDCではレーザーで焼き切ることで白い部分は穴があいています。
リヒテンシュタインの干支切手とは?
リヒテンシュタインでは「Chinese sign of the zodiac(中国の干支デザイン)」というタイトルで、毎年11月にグリーティング用の切手が発行されます。
国内在住の中国人のため?と考えたのですが、そうでもないようです。
リヒテンシュタインの人口統計(2017年)を見ると、出身国としては地元のリヒテンシュタイナー、スイス、ドイツなどヨーロッパ系がほとんどでその他は5.5%以下です。
なのでコレクション用なのかな思います。
そして2011年からレーザーカットの切手が発行され、今年の卯年(うさぎどし)まで12年間続いています。
干支1周を記念して12種を一気に掲載します!
干支とは?
古代中国の考案で年、日、方位を表すシステムです。
十干=甲・乙・丙・丁・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛・壬(じん)・癸(き)と、十二支=子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)、これを組み合わせて甲子(きのえね)など60種の呼び名を作り、年・日などにあてはめます。
ということで干支の干は十干、支は十二支からきていて、詳細でいうと十二支=干支ということではないようです。
干支(えと)のルーツは中国の殷時代(紀元前17世紀頃 – 紀元前1046年)までさかのぼります。
中国の天文学で、空を12等分した名称として十二支の干支が使われていました。
日本では十二支の動物のことを一般的に干支(えと)と呼んでいるので、そのまま使います。
リヒテンシュタインの干支切手(発行順)
十二支・辰年(たつどし)2011-2012年
十二支のレザーカット切手は、2011年に発行された辰年(たつどし)から始まりました。
辰年は2012年(平成24年)なので、前年の11月に発行されたので2011年発行になります。
以降も毎年11月に翌年用が発行されます。
シートの上に十二支の図があります。
下には、Johr des Drachen(龍の年)の記載があります。
レーザーカットを切手に用いたことと龍の繊細なカットに誰もが驚いたと思います。
十二支・巳年(みどし)2012-2013年
レーザーカットの年賀切手、2年目は巳年(ヘビ)です。シートには縁起の良いとされる白蛇がプリントされています。
Johr des Sclange(巳年)です。
ここまでは中国で発行される切手シートのイメージがあります。
十二支・午年(うまどし)2013-2014年
Johr des Pferdes(午年)です。
2013年発行の午年からシート自体が動物の形になりました。
赤と金とレーザーカットの切り絵が豪華なイメージです。
十二支・未年(ひつじどし)2014-2015年
Johr des Schafes(未年)です。
十二支・申年(さるどし)2015-2016年
Johr des Affen(申年)です。
十二支・酉年(とりどし)2016-2017年
Johr des Hahns(酉年)です。
十二支・戌年(いぬどし)2017-2018年
Johr des Hundes(戌年)です。
これまではシートは横向きだったのですが犬の顔は正面向きです。
十二支・戌年(いどし)2018-2019年
Jahr des Schweins(亥年)です。
日本では亥年といえば「猪(いのしし)」ですが、海外では豚がモチーフに使われている国があります。
十二支・子年(ねどし)2019-2020年
Jahr der Ratte(子年)です。
十二支・丑年(うしどし)2020-2021年
Jahr des Ochsen(丑年)です。
レーザーカットの空間が多く切り離す時に細心の注意が必要です。
十二支・寅年(とらどし)2021-2022年
Jahr des Tigers(寅年)です。
十二支・卯年(うどし)2022-2023年
Jahr des Hasens(卯年)です。ドイツ語でうさぎは”Kaninchen”ですが、野生のうさぎを意味する”Hasens”と記されています。
海外では卯年のうさぎが猫になっている国があります。ベトナム、タイ、ベラルーシなどです。
リヒテンシュタインから発行されたレーザーカットの十二支の切手をご紹介しました。
12種で1周したので来年の辰年(たつどし)も続くのか、違うイメージになるのか楽しみです。
ポスティオ。マルシェでは干支のテーマの切手を取り扱っています。リヒテンシュタインの干支切手も順次追加していきますのでぜひ、ご覧ください。
十二支の切手は面白いテーマなのでまた取り上げたいと思います。
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