【美術館散歩】『ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ』展 @アーティゾン美術館 (2025年)

アーティゾン美術館で、2025年3月1日〜6月1日に開催されている『ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ』を見に行きましたのでご紹介します。

「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ展」は、20世紀前半の抽象芸術を牽引した芸術家夫婦であるゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプの大規模な回顧展です。

今回、日本国内では初めて夫婦2人について詳細に紹介する展覧会です。

目次

2人について

ゾフィー・トイバー=アルプ(Sophie Henriette Gertrude Taeuber-Arp、1889年1月19日 – 1943年1月13日)は、スイス出身の芸術家です。

ダダ運動の中心人物のひとりで、ダンス、デザイン、絵画、彫刻など多岐にわたるジャンルで才能を発揮しました。

夫のジャン・アルプ(Jean Arp 1886年9月16日 – 1966年6月7日)は、現在のフランス・アルザス地方の首府ストラスブール出身の彫刻家、画家、詩人です。

シュルレアリスムや抽象芸術の発展に大きく貢献しました。

2人は1915年11月、スイスのチューリヒで出会いました。

1922年に結婚した後も互いに影響し合いながら独自の芸術様式を確立し、20世紀前半の現代美術を代表するアーティスト・カップルです。

展示作品

今回の展覧会では、夫妻の初期から晩年までの作品約200点を展示し、二人の芸術的軌跡を辿ることができます。

絵画、彫刻はもちろんのこと、タペストリー、舞台美術、デザインなど、多岐にわたる作品群は見ごたえがありました。

ゾフィーのテキスタイルデザインや舞台美術の資料は貴重で、彼女の多才さを改めて認識させられます。

ジャン・アルプの有機的で優美な彫刻作品は、見る人に安らぎと感動を与えます。

展示は年代順に進み、夫妻の出会いから共同制作、そしてそれぞれの独立した活動へと展開されます。

作品を通じて、二人の関係性の変化や、互いの影響を見て取れます。

展示空間全体が、二人の芸術世界を体感できるようデザインされており、作品だけでなく空間そのものも楽しめます。

「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ展」の見どころ

日本初の夫婦2人展

夫婦の作品をまとめて鑑賞できる貴重な機会です。

2人の関係性

作品を通じて、互いに影響し合い、独自の芸術を確立していく過程を見ることができます。

空間デザイン

展示空間全体で二人の芸術世界を体感できます。

ぜひこの機会に、ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプの豊かな芸術世界に触れてみてください。

本展覧会は一部を除いて写真撮影が可能です。

同時期に「硲伊之助展」も開催しています。こちらも見応えのある展覧会です!

アーティゾン美術館・概要

  • 所在地:東京都中央区京橋1-7-2
  • 交通:JR・東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
  • 開館:2020年(前身のブリジストン美術館は1952年)
  • 開館時間:10:00-18:00 (入館は17:30まで)
  • ウェブサイトからの予約が便利です。
  • 入館料休館日はウェブサイトでご確認下さい。
  • 公式ウェブサイト https://www.artizon.museum/

アーティゾン美術館についてはこちらの記事もご覧ください。

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