アーティゾン美術館をご紹介する2回目は、私がアーティゾン美術館を好きな理由になっている「3枚の絵」についてです。
アーティゾン美術館の3枚の絵
突然ですが、みなさま、好きな絵でパッと何が浮かびますか?
私にとって好きな絵とは、見るとホッとする、疲れが取れる、幸せな気持ちになれる作品です。
アーティゾン美術館には私の大好きな絵がたくさんあり、タイミングが合えば常設展示もされているので年に数回は行きます。
アーティゾン美術館コレクション、ベスト3はこちらです。
有名な作品ばかりなのでご存じの方も多いと思います。
Best 1 パブロ・ピカソ『腕を組んで座るサルタンバンク』
パブロ・ピカソ(1881-1973年)1923年、42歳の時「キュビズムの時代」の後に描かれた作品です。1904年〜1906年の青年期の「バラ色の時代」にサルタンバンクをモチーフに描いていて、それからキュビズムを経て、古典を回顧し新たな作風を模索していた時期の作品のようです。
背景に何かを描いてから消したように見える線もあり、謎めいていて見ていて飽きません。何を思っているのだろう?とただひたすらに見ていると、不思議と疲れがとれます。マインドフルネス効果のようです。
Best 2 オーギュスト・ルノワール『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』
オーギュスト・ルノワール(1841-1919年)1876年、35歳の時の作品です。
自分がジョルジェット嬢になった気分で幸福感にひたります。ルノワールの肌の色彩感覚が好きです。
Best 3 ヴァシリー・カンディンスキー『自らが輝く』
ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944年)1924年、58歳の時の作品です。
タイトルからも前向きになれますし、形のひとつひとつを観察するとおもしろく、その日によって違う印象に見えてくる不思議な絵です。
このほかにもアーティゾン美術館には巨匠と呼ばれる画家の作品が多数収蔵されていて、展示替えのタイミングで見ることができます。
例えば、西洋美術では、
- クロード・モネ
- カミーユ・コロー
- ギュスターヴ・クールベ
- アンリ・ファンタン=ラトゥール
- エドゥアール・マネ、カミーユ・ピサロ
- アルフレッド・シスレー
- ポール・セザンヌ
- ポール・ゴーガン
- フィンセント・ファン・ゴッホ
- アンリ・マティス
- ピート・モンドリアン
など、素晴らしいコレクションです。
日本美術の収蔵品は
- 黒田清輝
- 藤島武二
- 青木繁
- 岡田三郎助
- 岸田劉生
- 小出楢重
- 佐伯祐三
- 安井曾太郎
- 藤田嗣治
などの作品も、タイミングが合えば見ることができます。
訪問できないときは、アーティゾン美術館のコレクションは詳しい解説付きで掲載されていますので、ぜひご覧ください。
アーティゾン美術館・概要
- 所在地:東京都中央区京橋1-7-2
- 交通:JR・東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
- 開館:2020年(前身のブリジストン美術館は1952年)
- 開館時間:10:00-18:00 (入館は17:30まで)
- 2021年2月現在は日時指定予約制です。ウェブサイトからの予約が便利です。
- 入館料休館日はウェブサイトでご確認下さい。
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Instagram mylittleart_studio
外国切手のウェブショップ ポスティオ・マルシェ https://www.postio.jp/
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